研修一覧

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シーティングの効果に驚く その知識と実践

PT・OTなどの専門職の教科書には、「坐り」についての解説がほとんどありません。そのため、専門職でもその場で起こっている現象を正しく理解して、解決する力が不足しています。例えば、間違った「坐り」は、褥瘡や拘縮などの廃用症候群を引き起こします。
福祉用具の開発が進んでも、これらをうまく使いこなす知識が追いついていません。本研修では、長年、同じ臨床現場で姿勢の専門家と用具の専門家としてシーティングを実践してきたお二人に基礎から応用まで学びます。「表わざ」・「裏わざ」を駆使して、現場に必要なヒントをお伝えいたします。シーティングの知識のない人もPT・OTなどの専門職も、シーティングを科学することで実践的な技術がすぐに身につきます。

講 師 講師:光野有次(みつの・ゆうじ)工業デザイナー/シーティングエンジニア
金沢美術工芸大学卒業。日立製作所デザイン研究所勤務後、障害児・者のための用具づくりを始める。重症心身障害児施設勤務。スウェーデンで福祉用具と社会福祉システムの調査研究。現在、有限会社でく工房取締役会長。国際医療福祉大学大学院非常勤講師。ブルーノ・マットソン賞、朝日社会福祉賞など。「生活づくりのシーティング」、「シーティング入門」、「バリアフリーをつくる(岩波新書)」など著書多数。

講師:串田英之(くしだ・ひでゆき)作業療法士
北海道東海大学卒業。昭和大学医療短期大学作業療法学科卒業後、一宮温泉病院リハビリ科に入職し、主に重度の脳血管疾患患者のリハビリを担当。その後、湖山リハビリ病院に入職し、医療療養病棟などに配属。富士・富士宮地区シーティング勉強会を主宰。光野らとの共著「寝かせきりにしない『坐り』ケアの実践」。
内 容 ※実技も行いますので動きやすい服装でお願いします。
1.運動学と人間工学
  坐位・立位・臥位から考える/重力を意識する/支持基底面/骨盤サポート
2.身体評価と坐りのための方法
  シーティングの問題点とその方法/褥瘡と拘縮/ケースで考えるシーティング/シーティングの効果に驚く/シーティングのプロセス/シーティングとADL
3.誤っていませんか車椅子の「坐り」
  車椅子の必須知識/車椅子のシーティング方法/坐位のための用具
主 催 コ・メディカルアカデミー
募集・運営代行 お茶の水ケアサービス学院
対 象 PT・OTなどのセラピスト、介護職員など
料 金 12,000円
支払方法 受講案内を送付致しますので、受講案内が届いた後お振込み願います。
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